介護医療院とは、医療と介護のサポートをトータルで充実させた、要介護者向けの療養施設のことだ。介護医療型療養施設が廃止されることになり、その受け皿として新たに誕生して運営されることになった。その介護医療院では、従来の介護医療型療養施設で行われていた医療ケア以外に、介護サービスや日常サポートを受けられるようになっている。そのため、医療施設というよりは生活施設と解釈できる。

医療面では、痰や唾液を吸引する喀痰吸引、経管栄養や点滴に注射や投薬のほか、看取りのターミナルケアまで行われる。一方、介護面では、排泄や食事、入浴介助やリハビリにレクレーションなど介護施設で行われるようなサービスを実施している。さらに日常的な掃除や洗濯など、生活の場としてのサポートも充実している。

そのため介護療養院には、医療スタッフから介護スタッフまで、さまざまな専門職の人員が常駐している。医師や看護師、介護士やリハビリスタッフなど、あらゆる分野に精通したスタッフのサービスを受けることができる。人は高齢になって体力が弱まると、必然的に医療も介護も必要な身体になるものだ。それを一箇所でしっかりサポートしてくれる介護医療院は、人々が安心して頼れる場所といえるだろう。

この介護療養院に入所できるのは、1から5の要介護認定を受けた65歳以上の高齢者が対象とされている。ただ、40歳以上でも16種類の特定疾患のうちどれかが当てはまり、要介護認定を受けた場合は入所条件に当てはまるため、覚えておくと良いだろう。